2012年12月24日月曜日

またまたF1の話: 全幅やらリンクサスやら・・

こんにちは、イマイットです。

UF1について書いた記事UF1のレギュレーションを見ていて気になったんですけど
Width: 190mm max
となっています。F104の全幅が180mmなので10mm広いということになりますが190mmのF104ってあるんでしょうか。チャンピオンマシンのセッティングシートをみると183mmにあわせてあるようなのでそれほど広げているというわけではなさそうです。

国内のF1クラスでは、F1RCGPのスケールクラスで185mm規程。UF1以外でUSのF1クラスを見ると、たとえばIICのレギュレーションはF1RCGPと同じく185mm規程でした。やっぱり190mmのF104ってノーマルのサスではむずかしいとおもうんですが。

ところで2011年のIIC F1クラスで松崎隼人選手がドライブしたEXO104があるんですけどこの車の作りが興味深いです。フロントサスがリンクサスになってます。
このリンクサス、写真では全幅が延長されてるように見えます。レギュレーション上は185mm規程なのでそれほど広げられないと思いますが190mm幅の車をつくるとしたらこんな風なフロントサスにしてるのかな、と想像したりしています。

残念ながらこの車両の詳細を紹介した写真やセットアップシートなどは見つけられませんでした。本家EXOTEKがEXO104 HYBRIDと紹介するくらいなのでベースがEXO104でいろいろモディファイされたシャーシなんだと思います。

そのかわり、このEXO104 HYBRIDが走っている動画はありました。TQでポールからスタートする車です。シャーシのしなりが硬いEXO104らしく、きびきびしたコーナーリングですが、その特性のためかミスをして3位か4位あたりまで一度後退してしまいます。このあとフェラーリのマークライナート選手、マクラーレンメルセデスのビクターウィルク選手と2位争い、トップ争いをしますが圧倒的に速く、ぶっちぎりで優勝。IICのレギュレーションでもあえて"Multi-Link front ends will be allowed."と記載しているくらいなのでフロントのリンクサスは意外とポピュラーなモディファイなのかもしれないですね。自由度が高くむずかしい反面、セットが決まると良い動きするという取り組みがいのある機構ですね。もちろん、このIICでの実績は世界チャンプの松崎隼人選手がドライブした上での話しではあるんですけど。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは、ヨコモの松崎です。
あのマシンはExotek104(初期バージョン)をベースに
TRG111のフロントパーツを流用し製作しました。
ロアアームをナロー仕様でワンオフで作って それに合わせてターンバックルで調整です。
幅は一緒だと思います!

IMIT さんのコメント...

おっと、松崎選手、じきじきのコメントありがとうございます!

あのフロントはTRGなんですね!
ワンオフで作ったマシンとは、さすがマシンメイクもレベルが違いますねぇ。

参考なります!