2011年2月17日木曜日

LosiのLipoバッテリー:全長96mmのリポバッテリー

 Losiの新しいLipoバッテリー Xcelorin LiPo 2S 7.4v 3800mah 60Cは全長が96mmだそうです。
大容量化、高出力化がすすむLipoバッテリーですが、このバッテリーは容量を抑えてコンパクトにパックするコンセプト。

Team Losi Racing(TLR)のサイト

Xcelorin LiPo 2S 7.4v 3800mah 60C LiPo battery pack (LOSB9880)



LOSB9880 は 全長96mm。標準的な1/10スケールパックの全長139mmのLOSB9877バッテリーとの比較。






















左:TLR22 Mid-motor に LOSB9878 Saddle Pack を搭載した写真。右: 96mm の LOSB9880 LiPoを搭載した写真。  LOSB9880 の場合、シャーシ中央に近い搭載位置。

















この96mmのLOSB9880バッテリーをつかって、Team Losi Racingは好結果をだしています。

2011年2月11日、12日、13日にColorado、MHOR R/C Racewayで行われた16th Annual Rumble in the Rockies では、2wd ModifiedクラスでMatt Chambers 選手がTQ、決勝AメインではDustin Evans選手が優勝、Matt Chambers は3位。






TLRのサイトでは、LOSB9880バッテリー の軽さが速いコーナーリングとジャンプにいい結果をもたらしたとコメントしています。

The battery pack was a huge advantage on the tight and twisty high grip track allowing the TLR 22 to corner faster and land jumps better with its lower weight over standard size 2S 7.4v batteries.

バッテリーは高出力でLipoは重いほうがいいという説と出力はいらなくて、軽いほうがいいという説があって、私は出力/容量はいらなくて軽いバッテリーが走りにいい結果をもたらすならお財布にもやさしくていいな~と思ってるので、今回の結果は歓迎すべき結果だと思っています(笑








■MHOR R/C Raceway
レポートによればかなりのハイグリップサーキットみたいですね。

インドアオフロードとアウトドアオンロードの2面があるみたいです。


レイアウトがコンパクトで、起伏もあって 楽しそうなインドアオフロードサーキットですね。

こちらアウトドアオンロードコース。

4 件のコメント:

Jacky さんのコメント...

リポバッテリー重量はエネルギー密度に比例して変化しますね。

重たい方が良いなら追加ウェイトで増やせますが、逆は無理なので放電性能が同等なら軽い方がセッティング幅があるのではないでしょうか。

ミニッツもLi-Feにすると20g低い位置が軽くなり、重心が上がると転んだり巻いたりご存知の通りです。


3000mAhと6000mAh付近では100g程の差が出ますが、車体の総重量は約10倍なので相対的には10gですね。


重量増と路面ミューの分岐点が分かるまで重量テストを繰り返した結果、3000mAhで200gにしたならLosiの努力は大したものです。


それとも中国の激安汎用セルを組んでいるだけでしょうか。さてどっちかしら(´▽`)

IMIT さんのコメント...

>Jackyさん

ひとつの方向性の提案ですよね。

各社同じようなシャーシ、同じような方法論、右へならえ、という中で、こういう多様性の提案はLosiらしいアプローチなんだと思います。

過去にもワンベルトのXXX-4とか、短足ツーリングのJRX-Sとか、変わった車を出してくるのがLosi流のようなので、96mmリポのアプローチが他社に波及するかは微妙ですね。

私としては、主流は高容量/ハイパワーなんだと思ってますがLosiの独特のアプローチに魅力を感じることは確かです。

Jacky さんのコメント...

動力バッテリーは電圧(回転数)を降下させず、維持する低い内部抵抗に価値があります。

満充電付近が最低抵抗になり、容量を使うにつれ抵抗は増大。しかしそこにマージンがあればレース中、常にフルスロットルでも電圧降下は起こしません。

つまり「容量が足りるか」ではなく「抵抗が大きくなりはじめる分岐点まで使うか」です。その内容を図るには、大きな電流負荷を使って電圧降下具合を見るのが「放電カーブ」です。

Jacky さんのコメント...

誰も好きそうではない話の続きですw

簡単に言えば「動力からの要求レベルをクリアできているか」を判定するには、回転数(電圧)さえ落ちなければOKです。

走行前に判定するには「フォートレス」などの大電流を流せる装置があればOKですが、35Aに制限されています。

これは走行中にロガーなどの実測で35Aを超える用途では役不足。もっといえば60Cと書かれた6000mAhのリポで360Aを流せるとパッケージに書いてあっても、本当かどうか確認出来ません。

輸入もとのセイキ社ですら35Aが上限ですから、メーカーの言い分を信用するか、実際の用途で試してもらって電圧降下しないかをみる以外ありません。

走行中電圧は先日日記に書いたMT-4でプロポにログが残せますね。

3000mAhが良い感じで残るなら良いですが、基本的には大きな容量の電池ほど内部抵抗が低いので・・・4000mAhくらいの電池で35Cとか書いてあるのは、抑えているのではなくパワーが取り出せないのです。

ニッケル水素時代と逆ですね。今発売されているものでは「とりおん」がイチバン良さそうだと僕は思います。

ホビーネットのリポも2~4mΩですから、僕は間に合っていますが劣化したら次はとりおんです。安くて抵抗が低いのが欲しいですから(´▽`)ケチ