2008年8月7日木曜日

8月7日 ARS用テストセット

前々回の走行で575GTCのボディーフロント部、ウィング部が若干損傷したので前回よりコルベットボディーをMR02-RM用として使用しています。

ノーマルモーターで車の挙動とコースになれるためのテストカーとして導入したものです。
このほかに前々回の走行ではエンツォをシェイクダウンしました。エンツォはパーツからバラで集めて組み立てたもので車の構造を理解する意味で取り組んでいたものです。実際、Vモーター仕様のMR-02MMの走行性能はすばらしいものでした。

一方、ノーマルのMR-02RMを走らせていてこれまでに感じたことがなかった物足りなさを感じたことも事実です。そのため3パックあるバッテリーのうち、1パックのみMR-02RMに使用し、のこり2パックをエンツォで前回走行という流れで最近は走らせていました。

前回コルベットを持ち込む段階でMR-02RMのリヤヘビーと回頭性を向上させる目的でこれまでのMR-02RMのセットとはことなるセットアップに取り組んでいました。(オフセットゼロのホイールを装着して走行しました。動きは軽くなったのですが転倒回数が増えました)

明日はARS走行の予定ではなかったのですが、今日アイデアをためしてマシンが仕上がった状態なのでスナップショットとしてブログにアップしておきます。

全体の方向性としては、低重心、軽やかな回頭性と安定性、バランスを重視しました。
また頭の中だけでセッティングを決めたので、実走でどのような結果がでるか楽しみです。

現在の仕様です。

フロントにオフセットゼロのナローホイールを装着しています。
タイヤはHG40。ほぼ新品なので現地で径23.5mmに成型します。

リヤはMR-015RMコルベット用のフロントホイールを装着しています。オフセットは3.5mmでナローホイールとしては最大のオフセットを持つホイールです。

MR-015RMにコルベットを搭載する場合のフロント以外に用途がないと思っていたのですが、今回はこのホイールをリヤにセットします。狙いは重めのリヤを軽く動かすこととワイドトレッドによる転倒防止です。

リヤタイヤはHG20新品です。ARSにて購入したゴム形両面テープで固定します。
HG20はやわらかいので、ARSの高速コーナーでめくれるため固定が推奨されています。これによりグリップも若干向上するようです。

フロントのトレッドは70mm、リヤは72mmになります。
リヤワイドオフセットゼロですと70mmでしたので2mmのワイドトレッド化を試すことができます。

皆さんリヤはワイドと決まっているのでこのセットでどのような挙動をするのか興味はあります。ナローなので面圧の向上と軽くなったリヤにより回頭性の中心点が若干前よりの重心に移動してくれればと期待しています。

ボディーがはずれやすかったので、ボディー側マウント部に両面テープを巻きつけ、両面テープには薄くグリスを塗ってふき取ってあります。ボディーとの干渉部の厚みが増し、ボディー取り付けが安定します。









モーターはノーマルですが、明日走行する場合は事前にVモータを調達し現地にて組み付ける予定です。現在の組み付けではケーブルがピッチング、ロール方向で干渉しないように注意して配線しています。












後方からの衝突によって575GTCのディフューザは割れてしまいました。対策としてASCの外箱部分のボリカーボネートを適当な大きさにきりスーパーxで接着しています。スーパーxは硬化後もやわらかい^ので簡単に取れます。

前回の走行で後方から衝突しましたが、その際はこのポリカバンパーにてディフューザは無事でした。










ピッチングダンパーはつけません。
TバーはFRPミディアムから初めてセッティングを出します。
フリクションダンパーの閉め具合は上下のスプリングテンションを目視にて確認しています。
下側のテンション調整ワッシャは1枚だけ入れています。これもやわらかめから初めて走行しながら枚数と締め込み量を決定します。

ギヤは軽さを狙ってギヤデフです。
デフに引っかかりなどが内容に点検しました。
内部のベベルギヤとスパーギヤ、ピニオンはHPIのテフロンコートを塗布してあります。










バッテリー、ボディーを搭載した状態でリヤウィングを上から軽く下方向に押します。
するとRMの場合はフロントタイヤが浮いて、上下にバウンドしてしまいます。

エンツォの場合、リヤを押してもフロントが上下にバウンドすることはありません。

この部分がRMのリヤオーバハングの特徴ですが、ストレートなどではフロント接地不足なのかもしれません。

今回、FRPハードで症状が出ていたのでFRPミディアムに変更しました。
現在はフロントの上下は発生しません。
フロント部、リヤ部を上から下へ押して、とてもスムーズに動作しています。

このセットで走行がどのようになるかはテストしないとわかりません。

ピッチングダンパーを装着していないので、加重移動で苦労するかもしれません。
アクセルオフの弱減速時にフロントへ過重が乗らずにオーバーステアになるかもしれません。

ここのバランスをとるためにフロントオフセットはゼロのタイヤを装着しています。

また前後加重のバランスを考慮してバッテリーケース内部にバラストを搭載しました。










シャーシバッテリーBOX部下部を左右から人差し指で支えて、バランスしたところが前後荷重の中心です。このシャーシの前後バランスは前後ホイールベースの中心より後方に荷重の中心がありました。エンツォよりも後ろでした。コルベットを搭載するRMの場合は、モーターオーバハングや後方よりのキャビン、ウィングなどの重量物が後方に集中しているため後方に軸ばよる傾向にあると思われます。

そこで低重心化と前後バランス調整のためにバッテリーボックス内部の下面に1.3gのバラストを左右に貼り付けました。

バッテリー搭載時に若干干渉します。
通電には重大な影響は及ぼしていないようなので、このバランスでテストをして見たいと思います。
バッテリー積み、ボディーなし状態でシャーシ重量は
138.9g
ありました。

ボディー搭載時では
182.8g
ありました。













全体として新しい試みを試してみたので、走行でどんな挙動をするのかが楽しみです。
ストレートが安定していて、コーナーはインベタ、S字ではクイクイ曲がるようなセットだったらいいなぁ。

ちなみに明日はMR-015HM ゴルフとMR-02RMの2台で走行します。

エンツォは面白いのですが面白すぎてやりこんでしまうので。
この2台の基本セットだしを中心に走行したいと思います。

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