2008年8月31日日曜日

ICSのテスト



ICSの設定について、ARSで走行テストしてきました。

テスト車両は以下の2台。

・MR-015HM ゴルフ
・MR-02RM NSX2005

基本セットとして参考にさせていただいたのは、RCC51さんのホームページで紹介されているICSセットの画像です。RCC51さんでは1回100円でICSのセットアップを受けることができるそうです。そのセットアップの画面が紹介されていますので、こちらを参考にさせていただきました。

本日は2.4Gの方が私以外に3名ほどおられましたので、ついでに皆さんのセットアップもしてみました。
それぞれ好みがあるようですが、下調べなしに好みを反映させたセットを書き込んでしまったので心配です。(V.INTERTIAをStrong方向に設定して、もっと転がるようにしてほしいといったリクエストもありました。)

テストして気づいた点がいくつかあります。

・D.BANDについて
サーボのニュートラル幅をNarrow、Mid、Wideの3段階で調整できます。
工場出荷時はWide、RCC51セットではMidでしたので私もMidに設定してみました。
走行上は問題なく、効果はよくわかりません。
しかし、この設定をMidにした場合、ステアリングニュートラル時、常にサーボからヂヂヂヂと音が出るようになります。ニュートラル幅が狭くなったため、常に微量の修正が入るのだと思います。この事象はMR-015でもMR-02でも見られたので私はD.BANDはWideとすることにしました。

・サーボのSPEEDとPUNCHについて
サーボの動作について、スピードと作動初期パワーを設定することができます。
2.4G基盤は、反応が早いようですが逆にいえばステアリングがシビアに反応しすぎて直進や微量な修正舵も当てられない状態になります。マニュアルでは、これを緩和するにはPUNCHを落とすように記載されています。

私はPUNCH、SPEEDともに落としました。

・D.FREQについて
モータードライブ周波数を設定することができます。
5kHz、2.5kHz、1.2kHzの3種類から設定します。
1.2kHzがもっともパンチがあって、パワーが出るようです。逆に燃費も悪いようです。

この設定はMR-015のシャーシセット基盤とMR-02のシャーシセット基盤で出荷時設定が異なりました。
MR-015のシャーシセットは2.5kHzが設定されていました。MR-02のシャーシセットは1.2kHzが設定されていました。ブログなどで紹介されている設定では2.5kHz設定されている基盤を1.2kHzへ変更する方向で紹介されていることが多いです。

MR-02は変更していないのですが、MR-015を2.5kHzから1.2kHzへ変更した感じではめちゃくちゃ早くなったとは感じませんがヘアピン状のコーナー立ち上がりで転倒することが多かったように思います。

MR-015、とくにHMでは2.5kHzのほうが楽かもしれません。

・V.INTERTIAについて
悪名高き仮想慣性制御のV.INTERTIAですが、ARSではそれほど嫌われていないようです。
本日の2.4G使いの3名は転がっても気にしないようでした。

でもAMに近い方向でセットされる方もいて、それぞれ異なるセットとなりました。

一人はV.INTERTIAを3のままにしました。
一人はOFFにしました。
一人は4にしました。

私はMR-02はOFFにして、MR-015は走行中にOFFと4をテストしました。

私の場合、V.INTERTIAをOFFにするとコーナーの減速でフロント加重を乗せやすくインにつけやすくなります。3だとかなり手前からスロットルをオフしないとインにつきづらく、またフロント加重もピッチングスプリングを一段固めにセットする必要があります。

この特性でMR-015HMをドライブするとスロットルOFFでステアリングをこじると転倒する回数が増えます。逆にV.INTERTIAを4にした場合は多少無理がききました。私のMR-015HMはTバーはFRPソフトでピッチングはREDスプリングです。できるだけ減速時にフロントへの荷重が過度にかからないように車をつくっていますので、ICS的にはV.INTERTIAは4あたりが妥当なのかもしれません。

OFFと4でもう少しテストする必要があります。

私の場合、MR-02ではOFFできまりました。

■以下、本日の走行後に修正した設定です。
 MR-015、MR-02ともに以下の設定にしました。
 明日、もう一度テストを実施する予定です。

0 件のコメント: